日本酒について

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古いけれど、新しい、そして面白い
日本酒は1,000年以上前から造られてきたお酒です。
原料であるお米や造り方によって、その味は異なり、また全く同じ味に造ることが難しい、
大変興味深い飲み物です。
原料米が命

原料はお米がメイン、お酒の味にも大いに影響します。
また、毎年お米の状態が違うので、その年々で造り方も変える必要があります。
うるち米には食用の一般のお米と酒造り専用の酒造好適米の2種類があり、
これらが酒の原料として 使われます。
酒造好適米には様々な品種があり、有名な品種としては
山田錦・若水・美山錦・五百万石・雄町などが挙げられます。

なぜ精米するのか

酒の発酵において、タンパク質や脂質、灰分などが多く含まれていると
麹菌や酵母の繁殖が盛んになりすぎて操作が難しくなります。
また、タンパク質は雑味の原因となり、脂質は異臭の原因となるので
タンパク質や脂質を多く含んでいる糠(茶色い部分)を除去します。
そのため食用米が5%程度の精米であるのに対して、酒用は佳撰クラスでも70%、
大吟醸クラスに なるとより純粋なデンプン質部分まで削る必要があるため、
35%といった精米をするところも珍しくないのです。